AEDをマンションに設置する必要性を考える

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AEDをマンションに設置する必要性を考える

近代のマンションには過剰なものが設置されていることが多くあります。その一例としてAEDがあります。AEDは、マンションによって設置箇所に違いがありますが、宅配ボックスの一番下の列に常設してあることが多くあります。

 

AEDとはオウトマティック、エクスターナル、デフィブリエイターの略です。直訳すると、「体外から自動で心室細動を取り除く機械」となっています。

 

例えば、急に人が倒れて何事かと確認したときに、心臓や呼吸が停止している状況の人がいたとします。このような人は、心室細動と呼ばれる症状になっていることがあります。

 

心室細動に陥ると、心臓は細かく震えてしまって通常の収縮と膨張を繰り返すポンプのような動きをしなくなります。

 

そうなってしまうと、全身に血液を送ることができずに30秒もしないうちに意識を失います。脳に血液が回らなくなってしまうためです。

 

この状態を放置すると、5分で脳に後遺症が残る可能性が高確率で起こると言われています。そして、時間が経過すればするほど致死率は高まります。人が倒れて心臓が停止してから10分もすると、極めて高い確率で命は助からないのです。

 

倒れている人を発見してから即時、救急車を呼んだとしても、現地に到着するのは平均で7分から8分と言われています。そのため、5分以内に心室細動を取り除くことができるとしたら、AEDしかないのです。

 

AEDを設置する2つのリスク

 

AEDは、各家庭に1機あれば万が一の保険になります。しかし、普及に至らないのには2つの理由があります。

 

まず1つ目には、値段が高いことにあります。購入する場合の値段は定期交換代なども含めると、一番グレードの低い機種で30万円以上します。そのうえ、電極パッドやバッテリーは定期的に交換しなければなりません。

 

しかも、AED自体の有効期限は6年から7年とされています。定期的な交換部品は1.5年から2年に1度交換しておかなければなりません。万が一のときに、使えなくなっては全く意味を成しません。

 

そのため、6年から7年後にまた30万円以上、1.5年から2年に1万7,000円を支払はなくてはなりません。

 

2つ目には、使う可能性が極めて低いことにあります。使う頻度が極めて低いので、AEDの使い方を勉強してもすぐに忘れてしまいます。そのため、万が一の時には使おうとすらしない可能性が極めて高いです。

 

人が倒れていた場合、まずは救急車を呼ぶことからはじめます。次に、倒れている人に意識があるのか、息はしているのか、心臓は動いているのかを確認します。そして、心臓が動いていない場合は、心肺蘇生を行います。その後にAEDを使うといった順番になります。

 

しかし、私も36年以上生きてきましたが、このような事態に遭遇したことは一度もありません。おそらく、あったとしても一生に一度あるかないか程だと思います。

 

一生に一度のために高額なAED維持費用は必要か否か、難しいところではあります。

 

AEDの維持費用

 

購入する場合とレンタルする場合で金額とサービスに違いがあります。レンタルの場合であれば一番低いグレードで月々4,900円(税別)で設置できます。しかも、定期交換の時期がくるとAEDのレンタル会社から交換品を送ってもらえます。

 

6年から7年後の有効期限が近づけば、本体を新しいものと無料で交換してもらえます。ただ、購入するより総額は高くなります。

 

購入する場合と比較してみると、レンタルする場合の総額は「月々4,900円(税別)×12カ月×7年間=41万1,600円(税別)」となります。

 

一方、購入する場合は7年間で28万5,000円(税別)となっています。先ほどにも書きましたが、使用しなくても定期的に部品を交換をしなければなりません。

 

具体的には、電極パッドとバッテリー電池を1.5年に1度交換しておかなければなりません。電極パッドとバッテリー電池の定期交換キッドは値段が1万7,000円(税別)となっています。

 

そのため、7年間で必要な定期交換代は「1万7,000円×(7年÷1.5年)=約7万9,300円」となっています。合計すると、「28万5,000円+7万9,300円=36万4,300円(税別)」となります。

 

購入する場合とレンタルする場合を比較すると「41万1,600円-36万4,300円=4万7,300円(税別)」の差額があります。

 

まとめ

 

AEDの定期部品交換で1.5年に1度思い出して購入するのは大変難しいと思います。そのため、もし導入する場合であれば、レンタルをおススメします。

 

ただ、AEDの必要性を見出せないのであれば、1年間の管理費を「41万1,600円÷7年=5万8,800円」以上削減することができます。

 

10年間であれば「5万8,800円×10年間=58万8,000円」になります。30年間であれば、「5万8,800円×30年間=176万4,000円」です。50年間であれば、「5万8,800円×50年間=294万円」以上の管理費削減になるのです。

 

また、月々4,900円であれば、個人で所有することも可能です。必要だと思う方が個人または、必要と考える人を集めて出資しあうのがベストです。

 

分譲マンションの運営で、管理費の見直しや削減を考えるのであれば、AEDについて考え直してみることをおススメします。

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篠田蔵之介

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